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ときどきの信州飯田
飯田りんごん直前の中止でもって不動滝
アルプスの残雪も僅か谷筋だけとなっていよいよ新緑の季節となりました。飯田市のシンボル風越山は淡い緑に覆われます。濃い 緑と混在すると余計に淡さが引き立つようです。天竜川左岸から当社「アイス信州飯田工場」越しの遠望でも新緑の淡さがよく見て取れます。
2022年8月6日(土曜日)に予定されていた飯田りんごん(信州飯田の夏祭り)と日本最大と言われるいいだ人形劇フェスタ2022がコロナにより直前に中止が決まりました。残念です。当社スタッフも同日開催で一年に一日だけ生シロップのかき氷を飯田の地元の皆様に目の前で作って食べていただく機会を失ってしまいました。楽しみにしておられた皆様申し訳ありません。来年こそはお会いしましょう。
でもって、8/6は取材の矛先を変えて中央アルプスの前衛の山、大島山の山懐にある「不動滝」(下伊那郡高森町)を何十年ぶりに訪ねてつかの間の涼を感じてまいりました。信州飯田の市街地からわずか30分弱ですが標高は1,096m。緑の日陰ををくぐってきた冷涼で湿り気を含んだ空気と大島川の沢の流れの音は臨場感ある別天地です。滝の落差は50mとなかなかのスケールです。
ここへ向かう林道を見て気が付きました。両脇の下草がきれいに刈られており車を走らせてもとても気持ちがいいのです。この一帯は恐らく財産区とか保安林とか呼ばれる膨大なスケールの山林の一角です。こうした手入れをするというのは地球に直接注射針を刺すような些細な行動かもしれませんが高温多湿な日本において里山の手入れは長い目で見るととても重要なことです。頭が下がる思いです。最初の一台目だった私の後に何台か車が上がってきました。別天地をちゃ
んと知っているのですね。
〈上・下〉不動滝(下伊那郡高森町牛牧) 撮影日 2022.8.6