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2023.03.27
ときどきの信州飯田
今年は早い
「今年は早い」とは、この杵原学校の大垂れ桜を毎日見ているだろうご近所のおじさんの言葉です。土日と雨に降られて杵原学校の大垂れ桜の見頃は本日3月27日(月)頃からとなりそうです。普通で行けば4月の二桁台10日から12日くらいでしょうか。飯田地方では桜祭りを恒例で企画している自治会もあるくらいですがこれではお花見に花がないことに。ことしはそんな春です。
雨上がりで山麓には引けてゆく雨雲がまだあるのに、その合間からナイフエッジのように朝日が手前の桜を照らしました。思わずおぉ〜とシャッターをきりました。
信州飯田は、信州にありながら10センチ降れば大雪という温暖なところですが凍結があるので冬タイヤは必ず履きます。でも近年はその冬タイヤが役立つことが極端に減りました。心配なのは全国に五とも六とも言われる天然氷の氷屋さんのことです。冬の寒気を生かしてひと冬に二度くらい行われる天然氷の仕込みがこうした「馬鹿」がつく陽気で翻弄されてしまうのではと危惧しています。当社も元を正せば1900年(明治33年)の創業時はまさに天然氷の氷屋でした。(現在は冷凍装置による製氷です)今や天然氷は希少な日本の食文化だと思われます。これからも永く続けて頂きたいものです。
〈上〉飯田市山本 杵原学校の大垂れ桜 撮影日 2023.3.27 am7:30
〈下〉飯田市山本 杵原学校の大垂れ桜 撮影日 2023.3.27 am7:17