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ときどきの信州飯田
8月3日 信州飯田が一番賑わう日
信州飯田が一年で一番賑わう日が今年もやって来ました。8月3日土曜日は、いいだ人形劇フェスタの週末と飯田りんごん(飯田まつり)の当日です。梅雨明けもぎりぎりで間に合いました。
この日は中心市街地にある当社通り町営業所前の特設売場で、私達がこの一年開発してきた生シロップを年に一回だけかき氷にして直接お客様にお召し上がり頂く特別な1日です。ほんとうに喜んで頂けるのかお客様に確かめることが出来るとても大切な日です。宣伝はほとんどしていないのですが一年一年お客様がお客様を呼んで来て下さる感じです。今回は新作マイヤーレモンを加えて15アイテム。たくさんの笑顔ありがとうございました。
(撮影 2019.8.3)
新緑のグラデーション
早い桜の後にまさか雪とは想像しませんでしたが信州飯田にも新緑の季節がやってきました。お田植えも始まって田んぼは鏡のようです。信州飯田の新緑は柿の木が結構な役者です。独特な樹皮と淡い緑はこの地域のランドスケープですね。若い葉は天ぷらにしても美味しいです。
名水猿庫の泉(さるくら)は旧市内から10分程の風越山の懐にあります。この時期は地元さるくら保存会の皆様が希望者に現地でお茶をたてて下さいます。お茶室の上にはいい枝ぶりのもみじがあります。谷間に差し込むスポットライトにかざす新緑はその清々しい空気と相まって爽やかな春を感じさせてくれます。
花崗岩質の岩の間から湧き出るこの名水。ある研究室の指導を受けて1978年当社が二年間の水選びの後、今日の信州飯田工場という氷の専門工場設立に辿り着くベンチマークとなったのがこの猿庫の泉です。この水を永く尊ぶ文化が信州飯田にはあります。
(上)猿庫の泉(飯田市 風越山麓)お茶室 撮影2018.5.6
(下)飯田市切石より柿の木越しに見る風越山の山肌 撮影2018.5.5
桜 早い
信州飯田の丘の上の桜並木。大宮神社からリンゴ並木までつながる数百メートルのソメイヨシノの並木。ご近所と思しきお二人の会話が聞こえて来ました。「今年は桜祭りに桜がないなー。どうしたらいーら?」「ほんとなー」
飯田の街の桜は通常4月上旬。今年は開いたと思ったら一気に満開。3月31日が満開の唯一の週末となりそう。この暖かさで思わずアイスコーヒーに手が伸びてしまいます。
目には淡いピンクで春を感じ、舌には苦さで春を愛でる、日本人でよかったなと思わせ
る今です。
(上)信州飯田市街 桜並木 撮影 2018.3.31 16:30
(下)信州飯田市街 リンゴ並木より
遠景 桜並木の一番咲き桜と人形劇の時計台 撮影 2018年3月28日 6:30
日本で二番目
日本で二番目に高い山は?と聞かれて答えられるのは山好きな人だけなのだそうです。
なんでも一番目でないと人には覚えてもらえない。二番以降は意味がない。たとえ土俵を小さくしてでも一番にならなきゃとビジネスではよく言われます。
しかし今日は山のお話です。信州飯田からは富士山は見えませんが二番目の南アルプス北岳(3,192m)はいつも見えてます。白峰三山と呼ばれ一番左の北岳、その右(南)には間ノ岳(3,190m)さらにその右には農鳥岳(3,051m)と三千メートル級が連なります。
中央道を東京から勝沼を過ぎて甲府盆地に入るやいなや真正面に鏡のように逆順となって見えるのがこの南アルプス白峰三山です。
2027年開通予定のリニア中央新幹線は東京-名古屋間をほぼ直線で結び、甲府盆地と信州飯田の間にあるこの南アルプスに世界有数のトンネル技術をもって風穴が開くことになります。2018年はその開通にいよいよあと9年。もうそう遠くないような気持ちになります。
信州飯田から飯田市街地越しに南アルプスを望む
・撮影地:飯田市北方 飯田高原 ・写真&談:宮下茂樹
ひとも熱くなる信州飯田の盛夏
今年も8月4日から9日まで信州飯田のたくさんの舞台でいいだ人形劇フェスタが行われる。そして8日土曜日は飯田祭り「りんごん」と重なり信州飯田が一番熱く活気に満ちた一日になる。
それにしても今年の連日の35℃オーバーには閉口する。太平洋高気圧の張り出しは強いのだが局地的に天候が変わる。社屋を背に東の空、積乱雲の形も30℃台前半とは違う何か異様なものを感ずるのは私だけかと思ったら社員からも「今日の雲ちょっと変」とのこと。
写真上:飯田市街 中央公園 人形劇フェスタ会場近くにて 2015.8.5 10:30
写真下:飯田市松尾 当社社屋を背に東の空 2015.8.6 19:15
梅雨は梅雨らしく 飯田のリンゴ並木にて
沖縄の梅雨明け後、梅雨前線は本州南岸に近づき、梅雨後半になって本州上に停滞し、しっかりと湿り気を大地にもたらした後、前線は日本海へ押し上げられて小笠原高気圧の天下に。これがかつての男性的な梅雨パターンでありました。今年は関東が6月8日に梅雨入りしたとのこと。近年は昔の四季の感覚が通用しない傾向。そうは言っても信州飯田のリンゴ並木には生き物たちの梅雨が進行しているようです。
飯田市 リンゴ並木にて 135SLR 100mm 撮影2011.6.13
慌てた桜
例年信州飯田の街の桜の見頃は4月二桁の週末というイメージ。ところが今年は3月末から4月初旬に23度を記録した。慌てたのは桜。今しかないという畳み掛けるようなな咲き方だ。
皮肉にもこの満開の後今年は雪がやってきた。こんなに一気な散り方もめずらしい。散る桜で埋め尽くされたアスファルトは淡い一枚布のようだった。”四季の国日本”の春らしさをもう少しゆっくりと味わいたいものです。
飯田城址の安富桜と美博(飯田市追手町 飯田市美術博物館 内)(画像 上)
Date:2015.4.2 7:53 645SLR 75mm 1/200 F20.0 ISO800
飯田桜並木と人形劇の時計台(飯田市吾妻町)(画像 下)
Date:2015.4.2 7:41 645SLR 150-300mm 260mm 1/100 F20.0 ISO400
2月の飯田高原
開発されている訳ではないので当地飯田でさえ”飯田高原”と言っても余りポピュラーではないかもしれないが、中央高速道飯田インターから僅か5分の飯田市街地を見下ろす東向きの高台だ。
ほらポニーの牧場がある所でしょ。と言った方が思いつく所かもしれない。
3,000m級の南アルプスの連なりが見事だ。
とりわけこの時期は空気が澄み渡り雪と山の輪郭にそのコントラストが映える。
このご近所に東京から移住された建築家がおられる。そこには自ら設計された大きな大きな一枚ガラスの窓がある。
その建築家曰く「毎日が感動だ」と。何よりの贅沢だと私も思う。
飯田市北方 飯田高原
Data:2011.2.13 8:05 135SLR 200mmF2.8 1/500 f5.6 ISO200 +2/3 PL(画像 上)
Data:2011.2.13 9:28 135SLR 100mmF2.8 1/640 f9.0 ISO200 -2/3 PL(画像 下)
明けましておめでとうございます
平素のご愛顧心より感謝申し上げます
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
2015年(平成27年) 宮下製氷冷藏株式会社
南アルプス 易老岳南(実際にはその手前の伊那山地の稜線)付近からの日の出
2014/12/28 7:10 長野県飯田市北方 飯田高原より
機材35mmデジタル 400mm×2.0 800mm相当(画像 上)
新社屋から望む新雪の南アルプス
2014/12/14 17:57 機材4/3デジタル 8mm(画像 下)
街角のグラデーション(りんご並木の紫陽花)
信州飯田の解りやすいシンボルのひとつに市街地のりんご並木がある。
昭和22年に街が丸焼けとなった飯田大火からの復興の象徴として始まり地元の中学生が手入れをし続けている。
当社本社もその近く。
その一角に紫陽花がある。
がくあじさいというのだろうか。
群落ごとに、そしてひとつの花の中でも滑らかな自然のグラデーションが見事だ。
ただ毎年のこの頃の紫陽花にあって今年ないものがある。それは湿り気。このままでは空梅雨だ。農家が困っている事だろう。紫陽花も欲しているのでは。
2014.7.6 14:40 飯田市りんご並木と通り町の角
中判120mm 自然光 手持ち(曇り)